ミット打ち

今日は本当は練習のある日でしたが、ジムに行きました。

いつもは平日がジム、土日が練習な訳ですが、今日はジムを優先しました。
というのも、ジムのメイントレーナーであるMさんが左肩を痛めてしまったからです。
ミット打ちで左肩が半分脱臼した感じになってしまったそうです。痛そう・・・。

私は一応サブトレーナーですので、出来るだけジムに行ってMさんの代わりにミット打ちを
しようと思ったわけです。

ミット打ちとは、ボクシングの練習方法の一つで、トレーナーが構えるミットにパンチを打つ
練習です。サンドバックやボール等の固定されたものと違い、動くミットを打つことで相手との
距離感を養い、動きながら体重の乗ったパンチを打てるか総合的な身体バランスを確認する
のに最適な練習方法です。

しかし、ミット打ちはトレーナーにとっては身体的に負担の大きい練習方法でもあります。
プロボクサーは毎日サンドバックを何百発と打ってる人達です。そのパンチ力は強力です。
大きめの木鎚で殴られる様なものです。ミットは厚さ3cm位ありますが、打撃のパワーを
全て吸収してくれる訳では無く、ただ掌全体に分散させているだけです。

私の考えでは、ミット打ちには2つコツがあります。

一つはパンチを受けるのではなく、パンチに合わせることです。相手のパンチを受け止め
ようと思っていると、その打撃力をまともに食らうことになります。そんな事したら、すぐに
腕が壊れてしまいます。相手のパンチのタイミングを読み、ミットにヒットする瞬間に自分
から同じスピードとパワーで打ち返すのです。打撃力を相殺する訳です。これがパンチに
合わせるということです。自分が早いと相手のパンチを止めてしまい練習になりません。
自分が遅いと相手の打撃力を相殺出来ずにダメージを受けてしまいます。ここが難しい。

しかも、パンチを受けながら相手のフォームをチェックしなければならないので、目は別
の所を見ている訳です。相手の脚とか腰とか肩とか全身の力の流れを見ながら、受ける
には少し慣れが必要です。

もう一つは受け流しです。例えパンチを合わせても、相手のストレートの打撃力を完全に
は相殺出来ません。そりゃそうです。身体エネルギーの大きさが違います。こちらはミット
を構えた直立姿勢で受け、相手は体重を乗せた全身の力でストレートを打つ訳ですから。
そこで、相手の打撃力を腕を通して背中に抜けさせる技術が必要になります。これが出
来ないと、手首や肘などの腕の関節を痛めます。

そのコツはリラックスすること。腕の存在そのものを意識しないことです。自分の身体の
前にミットが浮いてる感じです。身体の動きでミットをコントロールして合わせます。これ
が出来るようになるまで、3ヶ月ぐらいかかりました。最初は手首、次に肘、最後は肩が
痛くなりました。それぞれ一ヶ月ぐらい痛みが続いて、痛みが薄れて来ると次の部位が
痛くなるというのを繰り返して、ようやく背中で受け止められるようになりました。

ですから、ミット打ちを沢山やると翌日の夕方に背中の肉が身体にのしかかってきて、
身体を起こすのも辛くなります。まあ、関節が痛むのに比べればまだマシですが・・・。

私がジムに行くのは週2、3回ですし、相手は初心者や練習生中心なので負担は軽い
ですが、Mさんは日曜以外は毎日プロ相手にミット打ちをしているわけですから、私の
10倍辛いと思います。暫くはジム中心とし、出来るだけMさんの負担が減るようにする
つもりです。

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